Bar GRANT



「KEIJI…どうしたんだよ急に」



中でも、NAOがいちばん驚いている様子だった。



無理もない。



どんな記念ライブのときだって、



『隅っこで飲んでるほうが気楽だから、あと頼むわ』



と言っては交流を拒んできたのだから。



「いや、最後くらい俺も入れてもらおっかなーって思ってさ…へへ」



「お前…」



NAOはうれしそうに笑って、俺を隣の席に招き入れてくれた。




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