Bar GRANT



昨日、お前はskaalのために何をしたんだってNAOに言われて、何も言えなかった。



俺はボーカル、バンドの顔なんだ。



ステージに立って、オーディエンスを盛り上げることが俺の仕事。



そんなふうに思って、プロモーションなんてまともにやったことがない。



情けない…。



「こんなことになるまで気づけなかったんだ。自分がいかに傲慢だったか…」



バーテンダーは、頭を抱える俺の話を黙って聞いていた。




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