Bar GRANT



「はぁ?お兄さん、さっきの話聞いてたんでしょ!知ってて言うなんて最悪!超~悪人!」



「俺みたいなかわいそうな男が増えないように、男遊びもほどほどにしてくださいよ」



「うるさーい!」



ムキーと怒る金髪をほかのふたりと一緒に笑いながらも、俺はバーのことで頭がいっぱいだった。







願いが叶うバー。



そんなところが本当にあるなんて、信じているわけではない。



でも俺は、彼女たちの言う通り女に仕返しができるのなら、そんな噂話に賭けてみてもいいと思った。


















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