リセット
さようなら
アイは苛立っていた。
夫の身勝手な態度、姑からの理不尽な仕打ち、明日は次男のお弁当の日だと言うのに買い物に行けなかったこと。
色々と悪いことが重なっていた。

午後10時。

昨晩からの大雪で1月の半ばになりやっとストーブを出した。

子供たちも寝静まりようやく床についたアイは静かにため息をついた。



もういいや。リセットしたい。


私の人生、きっとこれ以上幸せになんかなれないだろうな。

さようなら。私の人生。
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