愛しの black panther
「沢田さん…勝手なことしてすいません!でもっ、スネークは卑怯者の集まりじゃなかったはずです!
沢田さんが…総長が護ってきたスネークの"強さ"は違うと思います!
"大切なモノを護る強さ"に、こんな卑怯なやり方は似合わないです!!」
「シュン…」
「総長が護りたいのは未歩さんでしょ?泣かして哀しませてどうするんですか…
俺はこれ以上スネークが汚れていくのイヤだったんです…
未歩さんの哀しい顔を見るのも…」
哀しげに眉を下げたシュンは、沢田に言った。
「だから、ライズをヤるって聞いた時にチャンスだ…今しかないって…そう…思ったんです…
だから、俺から接触したんです…未歩さんにも話しました…」
沢田は隣に立つ未歩に顔を向けた。