愛しの black panther
あなたの傍で…
沢田率いるスネークは、ライズの皆に深々と頭を下げた。
「謝るのは俺だけでいい」
そう言った沢田に、シュン達は首を振った。
「ここにいるヤツらは皆、総長に憧れ慕い何があってもついて行く!そう決めています…
総長だけが頭下げるなんて嫌ですから俺達」
スネークの面々は静かに頷いていた。
天を仰いで大きく息を吐いた沢田の目から、一筋の涙が流れ落ちた。
―――…
――…
「本当にごめんなさい」
豪とあたしに頭を下げた未歩に、あたしはぎゅっと抱きついた。
「ちょっと怖かったけど許す!親友の為だもんね」
「…あやめ…親友って思ってくれるのあたしのこと…?酷い目に合わせたのに…」
「うん…だって未歩はいつもあたしを気遣ってくれたもの」