愛しの black panther

「あやめちゃんは豪のだから俺らは手ぇ出しちゃダメっ!つったの…この人」



「はいいっ?豪のって…あたしは…」



「拾ったのは俺だ…お前だって付いて来た…だろ?」



漆黒の瞳に見つめられ何も言えなくなる。



「うっ…そうだけど…」



「今すぐどうこうって訳じゃねぇ…けど…お前を俺の女にする」



「はぁ?ええっ!おっ女って…彼女!!…あのっ…ええっ?」



突然の事に頭が真っ白で、豪の言葉についていけない自分がいた。



大切なあの人の代わりなんていない。



まだあの人を忘れるなんてできない。



ちゃんと断らなきゃ…
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