愛しの black panther
「何このコ…誰が連れてきたんだ?」
「俺だ」
「はっ…豪が?!」
翔太は目を見開き盛大に驚いてみせた。
「だろっ!俺も驚いたぜ」
優斗は驚いて固まる翔太の肩へ腕を置く。
「豪が女を?溜まり場に…ウソだろ…あり得ねー…」
そう言って豪の方を見る。
豪はというと…「可愛い…」と、まだあたしの頭を撫でていた。
「おい…嘘だろっ何なんだこの光景…こんなの豪じゃねぇ」
翔太は信じられないという表情を浮かべて、あたし達の前に立ち尽くしていた。