愛しの black panther
「今日からお前は俺の女だ…」
「はぁ?だからダメだって…「黙って捕らわれてろ」
突き刺すよに鋭い漆黒の瞳があたしを捕らえる。
「は…い」
それだけ口にするのが精一杯だった。
俯いたあたしの手を引いて、黒い革のソファーに座った。
続いて皆もそれぞれ座っていた。
「しっかし驚きだよな…豪が女を此処に連れてくるなんてよぉ」
翔太が言うと、海斗がちらっと豪を見て言った。
「豪はね…今まで一度も女の子を此処に連れて来たことないんだよ?あやめちゃん」
えっ…と小さく息を吐いたあたしは、豪の方を向いた。