愛しの black panther
今日は休日だから、朝から溜まり場へと向かう。
「おはようあやめちん♪」
「あっおはよう泰治」
ニコッと微笑むと「あうっ」と、ワケのわからない呻き声をあげていた。
「翔太、優斗おはよう」
「おうっ」
「はよっあやめちゃん」
「ねぇ海斗は?」
何時もなら柔らかい笑みをたたえ、一番に出迎えてくれるのに今日はその姿が見えない。
「なんだ海斗が心配なのか…?」
豪が切なげにあたしを振り向く。