愛しの black panther
「心配っていうか…何時もいる人がいないと気になるでしょ?」
「俺の事も心配してくれるか?」
漆黒の瞳を揺らしあたしを見つめる。
「うっわぁ豪それって嫉妬?!やきもちじゃん…マジ?」
ギロリと睨み付けられたのは優斗だった。
「ぷっ…かわいっ」
あたしは背伸びをして、豪の頭を"よしよし"と撫でた。
「豪がいないと心配だよ?」
ほんのり頬を赤く染めた豪が、「なら良かった」と満足げにソファーにドカッと座った。
泰治と翔太と優斗は、そんな豪を呆然と見つめていた。