愛しの black panther
「何でもいいから早くやれよなぁ」
罰ゲームを回避して命拾いした翔太が、早く進めろと急かす。
「ちっ…まぁいいや再開しようぜ」
泰治が舌打ちし、カードをグイッと優斗に差し出す。
「うぉーっこれだぁっ」
狙いを定めた優斗が、一枚のカードを勢い良く引き抜いた。
「よっしゃあ!!あがりっ」
「「えっ?!」」
あたしと泰治は驚きの表情で優斗の方を向いた。
「頑張ってーお2人さん♪あぁ緊張した…」
優斗は立ち上がり、肩をぐるぐる回しながらそう言った。