愛しの black panther
「そん時に言われたらしい…"アッシュ"に来ないかって」
葵に続いて龍也が口を開く。
「それであいつは"アッシュ"に入った…そして総長まで上り詰めたお前の為に」
「あたし…の為に…ねぇでも何であなた達はそれを知ってるの?」
あたしの知らない話しばかりで混乱する。
でも疑問も生じていた、彼らは何故知っているのか?あたしは何故ここに連れてこられたのか。
「俺達は仁が引っ越した後も連絡はまめに取り合っていたんだ」
そう言って葵があたしに微笑む。
「あやめさんの事も聞いてたよ…大事なヤツが出来たって…可愛くて仕方ないって何時も言ってた」