2つの赤い糸
~そら~
あーあ。
直樹でてッちゃった…
僕は直樹が出て行ったほうを見つめる。
だいたい直樹はわかりやすすぎなんだよ。
すぐ顔と態度にでる。
陽菜ッちの事好きってバレバレだ。
それに気づかない陽菜ッちはすごく鈍感だけどね
僕も猛アピールしてるんだけどな。
「え!?どうして直樹でてっちゃったの!?」
陽菜ッちわ直樹が出て行った後をみて慌ててる。
「大丈夫だよ。直樹はすぐ帰ってくるよ」
僕は陽菜ッちを落ち着かせるようにゆった。
「うーん… やっぱり心配だからちょっと直樹のとこいってくる」
そうゆって陽菜ッちも教室から出て行った。
「あーあ、いっちゃった」
「やっぱりあれは俺が悪いのかな?」
その様子をずっとみてた諒が心配そうな顔で聞いてきた。
「大丈夫だよ。あんなのいつもだから」
まあ嫉妬深いんだな
その嫉妬深さがうらやましい。
「まあすぐ帰ってくると思うし先食ってよーよ」
「うん」
そうゆって僕はパンを鞄からだした。