2つの赤い糸
案の定直樹と陽菜ッちはすぐに帰ってきた。
「陽菜ッちー♪おかえりー」
僕は陽菜ッちに笑顔を向ける。
「ただいま」
ッとゆって笑顔を返してくれた。
直樹はとゆうと
まだちょっとご機嫌斜めみたいだな。
諒の顔をみるなり眉間にシワがよってる。
「直樹ー、さっきはなんかごめんな?」
諒は焼きそばパンをほおばりながら直樹に声をかける。
「…別に怒ってねぇよ」
それだけゆうと直樹は自分の席に戻ろうとした。
「じゃあさ、直樹も一緒にたべようよ」
戻ろうとする直樹を諒は呼び止めた。
「そうだよ。直樹の好きなクリームパンもってきてあげたんだよ?」
陽菜は鞄からクリームパン二個取り出した。
「一個は私の分だけどね」
「おっ、わりーな」
そうゆって僕の隣に直樹は座った。
もう機嫌なおってる。
単純な奴。