2つの赤い糸
昼休みは僕達4人で過ごした。
放課後。
「なあ、俺も一緒に帰ってもいいかな?」
いつものように三人で帰ろうとしてたら諒が話しかけてきた。
「うん、いいよ」
誰よりも先に陽菜ッちが答えた。
「やった~♪」
ニコニコしながら僕達の後をついてきた。
僕はどっちでも良かったけど…
直樹は…
直樹のほうをみるとしかめっ面だ。
嫌なんだろな…
「あっ!忘れ物しちゃった…ちょっと忘れ物とりにいってくる」
びっくりした…
急に陽菜ッちが大きな声だすから…
「う…うん」
待っててねー
といいながら教室まで走っていってしまった。