2つの赤い糸


学校が終わって
私達三人で帰っていた。

「今日、隣のやつと仲良そうに話ししてたよなあ」

なんだろ?
急に

「うん。隣同士だから…」

「ふーん」

直樹はそっぽを向いてしまった。

なんなのよ。

「直樹、ヤキモチ妬いてるんだよねー」

そらがニヤニヤしながら直樹をみる。

え?
そうなの?

「バッ…そんな訳ねぇだろ!!誰がこんな女に」


「こんな女ってなによ!」

「こんな女はこんな女だろ」

はぁ!?

「なによ!あんたこそねぇ…」
「ストーップ!!」

私達の間にそらが入った。

「そこまで。多分直樹は照れ隠しでゆったと思うよ」

「ち…違っ」

そうゆいながら顔を隠す直樹。
顔…赤い

かわいい…

こんな直樹初めてみた。

< 6 / 25 >

この作品をシェア

pagetop