KAIRI
ガチャッ



叫んだから龍が部屋に入ってきた



「魁利? どうした!?」



「…ち…ち」



「ち?」



「チビー!!」



俺はチビに抱きついた


チビも俺にあえて嬉しいのか尻尾を振って喜んでいる



「チビ? 全然チビじゃねーじゃん」



「いいんだよ。チビだって」



そうだ、チビはチビなんだよ


家に来た時はまだちっちゃかったし



というより置いてきたのに何でいるんだ?


どうしよ!


ペット飼っちゃいけないのに!!!!



「なぁ龍ーどうしよ…」


「大丈夫じゃないか? 蓮二さんペット好きだし」


そういう問題じゃないだろー!


「いや、でもさペット禁止じゃん?」



「大丈夫だって。蓮二さん知ってるし」


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