KAIRI
「隣と踊る」




「中村か、いいんじゃねーの魁利くん?」




「冷やかすなよ龍」




「へー?」




あーもうっ




「龍は? 誰かいないのか?」




「俺? いないなぁ」



「俺が踊ってやろうか?」



「バーカ、誰がお前と踊るかよ」



「だよなー」



踊る訳ないじゃん



分かってるってそのくらい



「俺もうね…るってもう龍寝てるし! 早っ!」



俺もう寝るって言おうとしたのに龍はもうすでにいびきをかいて寝ていた



テレビの電源を消して龍に毛布をかけてやった



俺って優しい…なんちゃって



そして自分の部屋に戻ってベッドに入って寝た



チビと一緒に
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