KAIRI
「本当ね。桜花、泉行きましょう」
俺のことを野蛮と言った2人はスタスタ歩いて行く
本当ねって俺はちゃんと謝ったんだけど
「あら、行っちゃったわ。では崇堂さん、ごきげんよう」
2人の後を追うように優雅に歩いて行った
ぶつかった子はまだこっちをジーっと見て動こうとしない
どうしたのかな?
痛むのかな・・・?
「えっと・・・怪我とかしてない?」
「はい。あのっ・・・」
「ん? どうしたの?」
少しためらってから女の子言った
「私、風上桜花(カザカミ オウカ)と申します。星よみの会の時にお茶会をするんです。それで・・・これ」
何かカードみたいなやつを渡された
中を見てみるとお茶会の招待状だった
「俺に?」
桜花ちゃんはこくんと頷いた
「ありがとう」
「桜花ー? いくわよっ」
あっ呼んでる