KAIRI
校長室には校長先生[杉山剣次]通称杉さん(77)と生徒が数名いた


「崇堂魁利君かね。ようこそ聖林学園へ」


「どーも、宜しくお願いします」


「そうそう崇堂君、この人たちは生徒会の人たちだよ」


へー生徒会か。


さすが金持ち学校…


お坊ちゃまがたくさんだな


生徒会の5人は学園内でも有名な家柄らしい


「こいつか…俺様にはかなわねーがまぁまぁじゃねーか」



俺様と自分で言ってるこの人は生徒会長の巫沢伯(カンザワ ハク)

顔も整ってて背も高くモデルのようだ

しかもナルシ




「俺は副会長の神峰相(カミミネ ショウ)だ」


「僕は奈矢平助(ナヤヘイスケ)、高1! いっしょだからタメでいいよ」


「私は副会長の藍川神奈(アイカワ カンナ)」


「高原真理(タカハラマリ)」



生徒会のメンバーは全員美形である


何だこの集団…なんかあぶねーな


あまり関わらないようにしよう


そう思ってきびすをかえそうとすると肩をつかまれた


「おい、ちょと待て。話はまだ終わっちゃいねぇ」


話って自己紹介しかしてねーじゃん!


何かあんのかよ…


「何すか?」


なんかあるんならさっさと…


「お前、生徒会に入れ」



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