KAIRI

そうと決まれば行動あるのみだ




明に話を聞いてみよう




チビを連れて女子寮に向かう




明の部屋のインターホンを押した




「・・・はい?」




「魁利だけど、話聞きたくて」




すると扉が開き招き入れてくれた




俺はソファーに明と向き合って座った




「本が無くなったって? 俺その犯人捜してるんだけど」




明は目を見開いて言った




「どうやって探すというの?」




俺は胸を張って答える




「こいつと・・・チビと一諸に!」




「犬・・・ですよね?」




「そうだけど?」




< 60 / 64 >

この作品をシェア

pagetop