KAIRI
そうと決まれば行動あるのみだ
明に話を聞いてみよう
チビを連れて女子寮に向かう
明の部屋のインターホンを押した
「・・・はい?」
「魁利だけど、話聞きたくて」
すると扉が開き招き入れてくれた
俺はソファーに明と向き合って座った
「本が無くなったって? 俺その犯人捜してるんだけど」
明は目を見開いて言った
「どうやって探すというの?」
俺は胸を張って答える
「こいつと・・・チビと一諸に!」
「犬・・・ですよね?」
「そうだけど?」