花は時に牙で噛む【停滞中】
何を作るかまだ決めてなかったけど、目についたものを次々とカゴ入れていった。
お肉に野菜にお魚に…。
大家族並の食料を買い込み、自宅に戻り冒頭に戻る。
はて、あたしは一体何を作ればいいのでしょう。
それどころか、もっと重大な事を思い出した。
アルコール買うの忘れてた。
優希の部下と言えど、未成年のはずはない。
そうなれば食事にアルコールは付き物。
優希のワインはあるけど、皆が皆がワインを飲むのだろうか。
それにワインとなれば、それに合う料理も制限されてくる。
あたし、そんな高度な技術もってない。
うわぁぁー!!
取り敢えず、半べそをかきながら優希に電話した。