花は時に牙で噛む【停滞中】
缶酎ハイに缶ビール。それにウイスキー。
缶のものはアイスペールに氷を張ってその中にいれた。
ウイスキー用のグラスと氷、ソーダと水、マドラーとトングを一緒に優希の座った椅子の隣に一緒に置いた。
ここまですれば大丈夫だろう。
「芽々さんのお席は?」
もともと四人掛けのテーブル。
気を使ってくれたのか橘さんが聞いてきてくた。
「あ、あたしは先にいただいたので…」
なんて嘘。
大人の会話に子供がいると面倒な事は分かってる。
だからそう言うしかなかった。
優希は何か言いたそうにしてたけど、何も言わずにキッチンに下がった。