花は時に牙で噛む【停滞中】
「それにしても、いつ来ても凄いねこのマンション」
麻里子がキョロキョロ周りを見渡しながら呟く。
「まぁ、こんな所じゃなんだし部屋入ろ?」
玄関のドアを開け、麻里子と七恵を招き入れる。
「適当に座って?」
リビングに着くと、麻里子たちを残しあたしはキッチンへ。
と、言ってもリビングとキッチンは繋がっている為、会話は出来る。
「何か手伝おうか?」
「大丈夫!あと盛り付けだけだから」
七恵の言葉に返すと、急いで盛り付けてリビングに持って行く。
ソファの前ねテーブルに出来た料理を並べると、麻里子がチューハイを配り乾杯する。