花は時に牙で噛む【停滞中】
構っていただきたい!!
ブォーとクーラーの音しかしない午後のこの部屋。
もちろん優希はお仕事中。
窓に目を向ければ、ベランダで気持ち良さそうに吊るされている洗濯物たち。
まぁ、何と言うか…
早い話、非常に暇。
お掃除も洗濯もお買い物も済ませてしまったから、もうやることがない。
こんな時、バイトとかしたいなぁって思っちゃうけど、優希に怒られるから2度と口にはしない。
あまりにも暇だから、外でも散歩しようと考えたけど、こんな炎天下のなか歩いてらんない。
それはもう少し、陽が落ちてからにしようと思う。