花は時に牙で噛む【停滞中】


たまの休日なんだし、ゆっくり身体を休めてほしい。


そんな事言っても、優希の事だからきっとまた書斎で仕事するに違いない。


それに、やりたい事を見つけてしまったあたしには、その方が都合がいい。



かといって、家事を怠るわけにもいかないので、頭の中で明日のスケジュールを立てているうちに、意識が遠退いていった。


途中で優希が何かを言っていた気がするけど、意識朦朧としていたあたしには届かなかった。




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