花は時に牙で噛む【停滞中】


早々ダウンしてしまった七恵を横にすると、ブランケットを掛けた。


若干目の下に隈が出来てる…。
もしかして昨日オールだった?


すやすや気持ち良さそうに寝ている七恵を見てそんな事を思った。



「そういえば、あんた達いつ結婚すんのよ?」


「…えっ?」


「ずっとこのまま同棲するつもりなの?」


「あぁ、違うよ。あたしまだ19でしょ?二十歳になったら籍入れる予定」



あたしの誕生日は、1月だからまだまだ先になるけど…。優希がその方がいいからって。



「ふーん。愛されてんね」

「うん?」


「芽々が羨ましいって事!」


「…?ありがとう?」



"じゃあ、芽々の結婚に乾杯!"麻里子はあたしの持ってる缶に自分の缶をぶつけて二度目の乾杯をした。



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