花は時に牙で噛む【停滞中】


優希をじっと見つめてると、視線に気づいたのか、優希はちらっとあたしを見た後ポケットから携帯を取り出し、どこかにかけ始めた。



「悪いが、4日後のスケジュール他にまわせるか?」



これはもしや…橘さん!?


「あぁ、何かあったら連絡して欲しい…悪いな」



うそ…。
これはまさかのOK?
行ける?優希と一緒に行けるの?



「…優希?」


「4日後、何時出発?」


「一緒に行ってくれるの?…仕事は大丈夫なの!?」


「橘がいるから、問題ないだろ」


「ホント!?ありがとう、優希」


やった!!
優希と海に行ける!!
橘さんありがと。

後でお礼言わなきゃ。
それとお土産も買ってこよう。



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