花は時に牙で噛む【停滞中】

始めてお目にかかる皮張りの黒ソファにこんにちは。

自然な流れで、そこに座らせられるあたし。


うわぁ。
超ふかふか。
お尻が凄く沈む…。

あたし、太った…?
ま、まさかね。

多分これは、社長室のソファだから!

そうゆう事にしておこう。


「芽々さん、どうぞ。熱いうちに…」


はっ!


「あ、すみません…ありがとうございました」


ユラユラと湯気のたっているカフェラテ。


あたしが好きな飲み物。



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