花は時に牙で噛む【停滞中】


そんな優希を見つめながら、目がすっかり覚めてしまったあたしは、紅茶を飲もうとキッチンへ。



あ・・・・しょうが焼きそのままだ。


昼も夜も食べてないはずの優希。


大丈夫かなぁ?



朝ごはん、いっぱい作ってあげよう。


って言っても優希、朝はあまり食べないから意味ないか…。



ティーセットをトレーに乗せてリビングのソファに座る。


ローズヒップの香りがカップいっぱいに広がる。


おいし……。



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