花は時に牙で噛む【停滞中】
そのまま優希はあたしの横を通り過ぎ、どこかへ行ってしまった。
まぁ、いっか。
使わなければいいだけだもんね。
優希の向かった方向を見たけど、優希の姿はもう無かった。
よし!
次はカーテン見てこよ。
カーテン売り場を目指し足を進めてた。
「あ!芽々じゃない?」
その途中、後ろから聞こえた声に振り向く。
「えっ…、真実ちゃん!?…、恭花ちゃん!?」
「うん、久しぶり!中学以来じゃない!?」
真実ちゃんと、恭花ちゃんは中学の同級生。