+°4色シグナル♪°+





ガッシャン!




私は一人で家にいて、
隣(瀬)の家からする大きな音にビクついた。




そして、私は瀬の家へ行こうとしたら。。




家のチャイムが鳴ったんだ……。




急いでドアを開けると、
夜の土砂降りの雨の中、ボロボロになって、靴も履かずに勢いよく走ってきたであろう瀬に私は心底驚いた。。




「ど…したの…??瀬?!
なんで、こんなにボロボロなの??
なんで靴履いてないの!?」




「なあ……華恋…。
俺…生きてるよな……?


ちゃんと…、ここに…居るよな……??」




そう言って私をギュッと抱きしめて来た瀬……。




私を抱きしめた瀬は、
密かに小刻みに震えていた。。




「うん、居るよ……。
瀬はちゃんと…ここに。」




そう私は言って、
震えている瀬を思いっきり抱きしめてあげた。。




今すぐにでも、消えてしまいそうな瀬…。




力を入れればすぐにでも折れてしまいそうな程……、




そんなにも、この頃の瀬は弱っていたんだ……。






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