+°4色シグナル♪°+
13:)最低彼氏。
「恋……華恋…。」
ゆさゆさと私の体を揺らす誰か。。
「ん~…??
だ…れ……?」
寝起きで、
目がぼやけててよく見えない……。
「起きろ、華恋。」
この声…。
「……里利…っ、」
懐かしい夢を見た。。
私と里利が付き合って
1年経とうとしていた時……、
デートの帰りに雨が降ってきて…、
帰れそうにないからって。。
初めて里利の家に泊まらせてくれた……。
里利は私に手出すって思ってた。
だけど、里利は私が「初めてだから怖い」って言ったらやめてくれたよね……??
だけど、私は里利が我慢してるって思ったから、「でも…、里利となら怖く…ない…よ…。」って言ったら……。
里利は真面目な顔して、
「華恋は大切なんだ。
だから、華恋の心の準備が出来たらね??
焦らなくても、俺らはずっと一緒なんだから…。
いつか、必ず一つになれるよ。」
そう言った後、
いつもみたいに優しい笑顔作って笑ってくれた。。
その夜は、何にもせずに……。
ベッドで二人、抱きしめ合って寝たんだ。
そして、次の日は。。
私に優しく声をかけて起こしてくれたっけ…??
本当に……、
大好きだった…。
里利………?
もしかしたら…ね……??
私はまだアナタの事を…、
心の隅では好きって言うカケラが残ってるのかもしれない……。
でも、もう…。
本当の…っ、
__________サヨナラをしよ…??