+°4色シグナル♪°+
「俺はいつでも華恋を心配してるよ。。
だって…華恋いっつも無茶なことして危なっかしいから。」
「だからって、熱出してんのに無理しようとしないでよ!;;」
瀬は、優し過ぎだよ……。
「でも、華恋は俺が見守ってないと…。」
「ねぇ、瀬。。
私だって、成長したんだよ??
いつまでも、子供な私じゃない。」
「……うん。
だけど、俺から見た華恋はまだまだ子供のままだ。」
「じゃあ……、
そろそろ私も大人にならせてよ。
私だって、もう一人でも充分時を過ごしていける。」
「華恋……」
「もう、親離れしよ??」
瀬は、私の家族じゃないけど。。
とっても大切なもう一つの家族みたいなもの。
だから……、
親離れかな。。
「親離れ……か…。」
「うん。」
瀬は、若干顔を曇らせ
軽く俯いていた。
「俺は……
…………ないから。」
声が小さくて、
聞こえにくかったけど。。
このシーンとした静まり返った部屋の中だからこそ…微かに瀬の声が聞こえた。
「俺は……
…親離れするつもりないから。」