+°4色シグナル♪°+





「俺はいつでも華恋を心配してるよ。。
だって…華恋いっつも無茶なことして危なっかしいから。」




「だからって、熱出してんのに無理しようとしないでよ!;;」




瀬は、優し過ぎだよ……。




「でも、華恋は俺が見守ってないと…。」




「ねぇ、瀬。。


私だって、成長したんだよ??
いつまでも、子供な私じゃない。」




「……うん。
だけど、俺から見た華恋はまだまだ子供のままだ。」




「じゃあ……、
そろそろ私も大人にならせてよ。


私だって、もう一人でも充分時を過ごしていける。」




「華恋……」




「もう、親離れしよ??」




瀬は、私の家族じゃないけど。。




とっても大切なもう一つの家族みたいなもの。




だから……、


親離れかな。。




「親離れ……か…。」




「うん。」




瀬は、若干顔を曇らせ
軽く俯いていた。




「俺は……




…………ないから。」




声が小さくて、
聞こえにくかったけど。。




このシーンとした静まり返った部屋の中だからこそ…微かに瀬の声が聞こえた。




「俺は……




…親離れするつもりないから。」







< 112 / 126 >

この作品をシェア

pagetop