+°4色シグナル♪°+
インターホンを鳴らす手が微かに震えているのが、自分でもよく分かる……。
やっぱり、怖いな…
ゴトッ、
「……華恋…??」
物音がした後、すぐにした声。。
その声はとても懐かしく、今となっては嫌いな声になっていた。。
「……里…利…」
里利の方を見た。
相変わらず何も変わっていなくて、さっきの物音はカバンを落とした音だったんだ。
「華恋…っ!」
いつの間にか距離を縮めていた里利は、
私に抱きつこうとしてきた。。
「いや…っ、」
だけど私の口からは反射的に、拒絶する言葉が出た。
「……ごめん、」
里利は一瞬、眉を下げ悲しそうな表情をした。。
「えっと…、まずさ。
中…入ろ??」
里利は自分の部屋を指差して言った。
「……いや、いいよっ;;
中に入ってまでの話じゃないし……;
ここで、話すよ。。」
私はそう言った。。