+°4色シグナル♪°+
帰り道。
私達はいつも通りの道を歩いていた。。
「なあ!この前の「アイシテル」ってドラマ見た?!
あの、華恋が出てる奴!!!
俺さ…ラストシーン、マジ感動したんだけど!!」
「見た見た!!
ドラマ見てて一瞬、華恋が遠い存在だって思っちゃったもん;;」
「確かにな~、芸能人が俺らの幼なじみって言うのが不思議だよな??」
このときの私には瀬、日向、百合が話している内容が耳に入ってきていなかった。
「華恋…??
どーしたの??今日元気無いよ?」
百合が心配そうな顔をして、俯いてる私の顔を覗き込んできた。
「大丈夫だよ~??
元気、元気!!」
私は独自の演技力で、きっと変な顔をしているであろう顔を振り切った。
「…本当に…??」
百合ってこういうときだけ、鋭いなぁ~;;
「ホント~!あ、そだ。
私、玲音とこ行かないといけないから、行ってくるね…??」
「俺も着いてく。」
瀬が私に着いて来ようとした。
「え、一人で大丈夫だしっ?!」
てか、着いて来られたら困るんだけど!!
一応、玲音に直接会って、
また2~3年ここを離れる事を言いたいから。。
昔も、玲音に言わずに東京行ったら、メチャメチャ怒られたし、心配されたから。
怒らせんのはいいけど、心配まではさせたくないから……
「…だけど」
「大ー丈夫、大ー丈夫ッッ!!!」
じゃ、行ってくるね~♪と言い残して、足早にその場を後にした。。