+°4色シグナル♪°+
そう決心を強めて、玲音の一人暮らししている家の近くの公園へ来た。
昨日の電話で、ここで待ち合わせをした。
公園には、誰も居なくてシン…と静まり返っていた。
私は、公園の入り口の近くにあるベンチに腰を降ろした。
「あ、いたいた~。
華恋どーしたんだ??急に俺を呼び出したりなんかして…?」
「うん、ちょっとね…。
言っときたい事があって……。」
「言いたいこと??」
玲音は私の座っているベンチに座りながら、私に疑問を投げつけてきた。
「そう、言いたいこと。。
玲音。私ね??
もう一度、東京に戻るんだ。」
「は??
どーして…??」
私からの唐突な答えに、驚いている様子の玲音。
「自分の人生…、
…見つめ直しに行く。」
そうなんだ、逃げてばかりじゃダメなんだ。。
だから、どんなに高い壁が立ちはだかっても……、
私は必ず、立ち止まらず…。
乗り越えてみせるよ。。