+°4色シグナル♪°+
「華恋。
待たせて悪いな…;;」
瀬が大きなバッグを肩から下げて現れた。
「ん、大丈夫!
玲音と話してたから、全然時間なんて気にしてなかったよ??」
「そ、うか…??」
瀬が俺の方をチラッと見てくる。
「なになにー??
瀬ちゃんも俺と話したかったって?
それで、俺と話してた華恋にヤキモチ焼いちゃったんだね~??」
そっか、そっか。
と言って俺は頷いた。
俺にはこうやって、
馬鹿やることしか出来ない…。
「は??ちげぇし。
てか、玲音やっぱりうざい。」
そう瀬から冷たく鋭い目で睨まれた。
「きゃっ!瀬ちゃんにそんなこと言われても、説得力無い♪」
「いやいやいや、今の状況で説得力とか関係ねーだろ??
オイ、ここ大丈夫かよ?」
瀬は人差し指で自分の頭をトントンと突っついた。
「うん、バッチリ正常だよ♭!」
「あーそっすか、
ならお前今から速攻で病院行け。
絶対頭打ってっから。」
瀬と俺のやり取りを見て、
また始まったと呆れ気味に言いつつ、
笑っている華恋。
なぁ……、
華恋、俺が何で馬鹿やるか知ってるか??
……知ってるわけないよなw??
理由は2つ。