+°4色シグナル♪°+
「なんか、指切りって久し振りにした。。」
「確かにw
小さい頃は何回もしてたもんね~??」
「日向がいっつも約束破ってたから、仕方なく指切り始めたんだよな…確か……??」
「そうそうっ!
あの頃はすっごい幸せだったな~♪」
私は、窓の外を見ながら言った。
そんな私を、瀬が切ない瞳で見ていたとは一切知らなかった。。
「……さぁ!これからどーすんだ??」
重い空気を感じてか、
伸びをしながらそう言った瀬。
「んー、先ずは里利…元彼に会ってちゃんと終わらせてくる…。」
「俺も着いてこうか??」
「いや、大丈夫!
あ、でも一応のため元彼の家教えとくね??」
そう言って私は、
瀬に里利の家の場所を教えた。(瀬すぐ忘れるところもあるから、一応地図も用意w;;)
「ん、分かった。」
「んじゃ、今日は疲れたし休みますか!」
「……え、休むの??」
「うん。疲れたし??
別にそんなに急がなくてもいいし??」
「あ、そっか…
でも、どっかに泊まんの??」
まあ、確かに……そうなるよね…;;
「んー、あ!
もしかしたら、あそこならまだ大丈夫かも!」
私達はカフェを後にした。。
「は??ここ?」
私達が着いた場所は……、
「うん、ここ!
前東京に居たときに、ここの部屋借りてて出ていくとき、
大家さんに「また帰って来てもいいように荷物そのままにしとくね!」って言われたの思いだしたんだー!♪」
「金とかは??」
「大家さんが何とかしとくって言ってた。」
「マジかよ……;;」
ちょっと、見た目はオンボロって感じだけど中は本当に綺麗だし、住み心地とか超いいし!この家最高なんだって!!
「…おや……??
そこに居るのは華恋ちゃんかい?」
懐かしい声。。
横に首を向けると大家さんが目を丸くしていた。
「大家さん!久し振りです!!」
「まぁまぁ…、
よく帰って来てくれたわねぇ…。
あたしゃ嬉しいよぉ…」
ホロリと泣き始めた大家さん。
「大家さん、ちょっとの間だけここにまた居ていい…??」
私は、正直不安だったんだ。
もしここがダメって言われたら、もう行く宛てがないから……;;
「いいに決まってるじゃないのぉ、
華恋ちゃんの彼氏さんも部屋に泊まって行きないねぇ??」
「え、大家さん!
彼氏じゃないよ;;前話してた幼なじみだってw;;」