さようなら


橘さんは目を見開いた……
だか直ぐに静かに目を閉じ

少し間をあけてから……小さい声でいった……。

「女の人………。」


「えっ?」

「昔…東京駅と神田駅をつなぐ電車でなにかありました??」


「昔?」

「はい…なんでもいいんです。誰かが行方不明になったとか事故にあったとか……」


行方不明??

そうえばっ!


「まみっ!」

忘れかけてた記憶のパーツが一瞬にして
すべて元通りになった。
< 23 / 28 >

この作品をシェア

pagetop