さようなら
「いみわかんねぇよ……」
さっき言った橘さんの言葉が頭のなかでリピートされている……。
「俺はどうすれゃいいんだ……ょ…」
力なくはなった言葉は
誰に聞かれることもなく小さく消えていった。
ーーーー…………
ーーー………
ーー……
「まみさんは…確かに生きてるんです。でもこの世でもあの世でもない世界で生きてるんです。もし生きたままの姿でこの世に戻すのなら報道されます………………まぁこんなことあるわけないんですからね……。それにまみさんは」