僕→君→咲クラ
輝好は校内地図を片手に目的地を目指した。
入学する前から必ず見ておこうと思っていた場所。
そこはこれから輝好が授業を抜けた際にお世話になる。
つまるところ、サボリ場所。
一見、サボリとはほど遠く見える輝好だが、小・中学校と度々授業を抜け出してはある場所へと足を運んだ。
今日はその下見だ。
最上階の階段を上る輝好の足音だけが、校舎に響く。
他の生徒はさっさと帰路へついたらしく、輝好以外の姿はない。
階段を上りきった輝好の目の前に、一つの扉が存在した。
ガチャ
ドアを開け放つと、眼前に外の世界が広がった。
コンクリートの地面に足を踏み込むと、緑色のフェンスが風の影響で音をたてる。
入学する前から必ず見ておこうと思っていた場所。
そこはこれから輝好が授業を抜けた際にお世話になる。
つまるところ、サボリ場所。
一見、サボリとはほど遠く見える輝好だが、小・中学校と度々授業を抜け出してはある場所へと足を運んだ。
今日はその下見だ。
最上階の階段を上る輝好の足音だけが、校舎に響く。
他の生徒はさっさと帰路へついたらしく、輝好以外の姿はない。
階段を上りきった輝好の目の前に、一つの扉が存在した。
ガチャ
ドアを開け放つと、眼前に外の世界が広がった。
コンクリートの地面に足を踏み込むと、緑色のフェンスが風の影響で音をたてる。