俺様彼氏とお嬢様
「まぁ…俺は涼の味方で
 いてやるよ♪」

「雄…。」

「なんたって友達だからなっ。」

「サンキュ♪」



もう栞と関わることはねぇのか…。



「教室戻るぞ。」

「おぅ。」



気まずいな…。



ガラガラ



「「遅れてすいませーん」」

「あなた達ね…。」

「ちょっとね先生。ごめん。」

「さっさと座りなさい。」

「「あーい」」



栞…。



真面目だな。



「涼。雄とちゃんと話できたの?」

「麻衣ちゃん…。まぁな。」

「どうすんの?」

「俺…もう決めたから。
 もう付き合うことはできねぇよ。」

「…そっか。」

「ごめん麻衣ちゃん。」



ほんとにごめん。



あんなに心配してくれてたのにな。




< 221 / 237 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop