俺様彼氏とお嬢様
【栞】



『俺と付き合ってください。』



え…?



「栞…?」

「木下さんは?」

「別れた。ってか…俺は好きじゃなかったし?」



涼…。



「でも…あたし恭平と付き合ってるよ?」

「俺から言う。」

「りょ…ぅ。」

「栞っ。」

「涼~。」



それから授業はサボってずーっと抱き合ってた。



「ねぇ?」

「ん?」

「どうしてあたしと別れたの?」



嬉しすぎて聞くの忘れてた。




「あいつに脅された。付き合わねぇと栞に
 何かするって…。」

「それで?あたしのためだったの?」

「まぁな…。ごめんな?
 1ヶ月も待たせて。」

「ううん。これからはずっと一緒だよね?」

「当たり前っ。」



涼…。



大好きだよっ!!




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