確信のない約束。【上】
「明日の試合の打ち合わせでーす」
なんとかごまかし、怒られることはなかった。
部屋に戻る直前、真司におやすみのキスをした。
頬にしたら、「ここにしてよ?」と自分の唇を指さした。
「う~ん・・・///」
恥ずかしがりながらも、そっと口づけした。
「おやすみ♪」
———翌日は決勝!
朝から気合いを入れ、応援の準備をする。
選手もさすがに緊張してるようだった。
みんなの腕に見えるミサンガに、唯とふたりして目を細めた。