確信のない約束。【上】


「真司・・・?」

思わず口にしてしまう。


「———ごめん凛。
俺、お前とは友達でいたいんだ・・・」



友達・・・


「そっか・・・急にごめんね」
「ごめんな・・・」
「あたし、帰るね」

そう言い残し、家へと走った。

「凛っ・・・」


遠くで真司が声をあげる。




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