確信のない約束。【上】
ウソでしょ・・・?
茜、あたしのことそう思ってたの?
ずっと今まで信頼してたのに。
ずっと笑いあっていたのに。
あたしが真司に告ったこと、有稀ちゃんが知ってた理由って、茜が言ったの?
心がモヤモヤした。
茜・・・信じてたのに———。
部活が終わって、唯に抱きついた。
「唯ー・・・もう無理」
聞こえたことを全部話した。
思い出すのが辛かった。
「・・・そっかー凛。辛かったね・・・」