確信のない約束。【上】


家に帰っても何度もセリフが頭をよぎった。

『あーゆー人ほど純粋でさ、腹立つよ』
『そうそう!マジ凛、ぶりっこすぎるしー』

嫌だ・・・
やっぱりあたしの生きてる意味ってないんだね・・・

カッターの刃を腕にあてる。
生きてることを証明する血が滲む。



あたしは弱いな・・・
些細なことで、また同じ過ちを繰り返すなんて。


涙がどんどん溢れる。
声を殺して泣いた。





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