確信のない約束。【上】
永遠
当然、あたしたちが付き合ってる噂は広まり、有稀ちゃんの耳にも届いた。
・・・茜とは何事もなかったように接してる。
これで正しいのかな・・・?
人間関係って、フクザツだなぁ。
「なぁ凛。今度の大会、泊まりだよなっ?」
いつもの帰り道。
真司が無邪気な笑顔を見せる。
「そうだよ」
そう言うとなぜかニヤける真司。
「ちょっと!何!?」
「何でもない~」
問い詰めても真司は答えない。
「もういいよっ!真司なんか・・・」